2019年に公開された映画『ラスト・クリスマス』を視聴した感想をネタバレ無しでご紹介。
映画の予告編やあらすじ、キャストなどもまとめました。
映画『ラスト・クリスマス』ネタバレなし感想評価レビュー
心に闇を抱えた主人公ケイトが突然現れたスマホを持たない不思議な男性トムを通して変えられていきます。
クリスマスチックに色付いたロンドンの町で男女の微笑ましいやり取りが繰り広げられ心癒されました。
ストーリーが進むにつれて、20代の男性とは思えない色々なことを知り尽くしているような言動や雰囲気にケイトと一緒に徐々に引き込まれて行きました。
ワムやジョージマイケルの曲のBGMが各シーンを盛り上げてくれます。
何度か出てくるケイトがジョージの曲を歌うシーンは、ストーリーの核心に迫る場面で心を揺り動かされます。
ケイトが勤めるクリスマス雑貨のショップのオーナーとの心温まるやり取りは面白みをプラスしてくれるスパイスになっています。
人種、マイノリティ、貧困などの問題も背景に描かれていてただ「アハハハ」で終わってしまうような薄っぺらいコメディとはひと味違い、見た後に得るものが必ずあるはずです。
家族間の問題もケイトが変えられたことで明るい方向に向かいます。
決してハッピーエンドとは言えないものの清々しいトムと別れの後、差別や偏見や思い込みによる悩みを吹っ切ってシェルターで皆で盛り上がるクリスマスライブのラストシーンは必見です。
映画『ラスト・クリスマス』作品情報
映画『ラスト・クリスマス』あらすじ
ロンドンのクリスマスショップで働くケイト(エミリア・クラーク)は、小妖精エルフの格好をして煌びやかな店内にいても仕事に身が入らず、生活も乱れがち。そんなある日、不思議な好青年トム(ヘンリー・ゴールディング)が突然現れ、彼女の抱えるいくつもの問題を見抜いて、答えに導いてくれる。ケイトは彼にときめくけれど、ふたりの距離は一向に縮まらない。トムを捜し求めつつ自分の心の声に耳を傾けたケイトは、やがて彼の真実を知ることになる……。
映画『ラスト・クリスマス』キャスト
監督 | ポール・フェイグ |
脚本 | エマ・トンプソン ブライオニー・キミングス |
原作 | エマ・トンプソン グレッグ・ワイズ |
日本公開 | 2019年12月6日 |
登場人物 | キャスト |
ケイト | エミリア・クラーク |
トム | ヘンリー・ゴールディング |
サンタ | ミシェル・ヨー |
アデリア | エマ・トンプソン |
アディス医師 | レベッカ・ルート |
マルタ | リディア・レオナルド |
ジョイス | パティ・ルポーン |
婦警クローリー | イングリッド・オリヴァー |