ロケットマン 映画感想

映画「ロケットマン」感想(ネタバレなし)

ロックシンガーで作曲家のエルトン・ジョンの半生を描いた自伝風映画。

全編、彼の音楽が流れていて聞き覚えのある曲が多くてびっくりします。

LGBTに関するシーンも多く、ハードな描写があるので子供や理解のない人たちには不向きです。

また、ドラッグのシーンも多く、これも嫌悪感がわく人たちにも不向きです。

エルトン・ジョンは天才肌で、スターになるまでもプライベート以外は順調でわりと苦労なしでスターダムにのぼっているので、サクセスストーリー感は少ない。

どちらかというと、メンタルな内面的部分が多く観賞側にはわかりづらい部分も多いです。

ボヘミアンラプソティみたいな爽快感や、クライマックスに持っていく高揚感はありません。

彼の内面的な悩みと殻の音楽を見るための映画でしょう。

主演のタロン・エガートンの歌はうまく、本人より声は好きかも。ボヘミアン・ラプソティと時代は同じで、なおかつロック界の話でLGBT話で、監督まで同じですからいやおうなしでオーバーラップしてしまいます。

いやな言い方をすると、二匹目の泥鰌をねらったのかとまで言われてしまうでしょう。

あくまで、エルトン・ジョンの音楽を楽しむ映画といえるかも。

彼の生き方に共鳴共感はしません。たぶん、彼も共感してもらいたいとは思っていないでしょう。そのあたりが彼の天才たるところかも。

映画「ロケットマン」作品情報

ロケットマン 映画クレジット(スタッフ/キャスト)
監督 デクスター・フレッチャー
脚本 リー・ホール
製作 マシュー・ヴォーン
エルトン・ジョン
公開 2019年8月23日
上映時間 121分

登場人物 俳優名
エルトン・ジョン タロン・エジャトン
バーニー・トーピン ジェイミー・ベル
シーラ・アイリーン ブライス・ダラス・ハワード
ジョン・リード リチャード・マッデン
ウィルソン ジェイソン・ペニークック
レイ・ウィリアムズ チャーリー・ロウ
アイヴィ ジェマ・ジョーンズ
スタンリー スティーヴン・マッキントッシュ