映画「長いお別れ」感想
『長いお別れ』は、蒼井優演じる女性の父親(演じるのは山崎努)が認知症になってからのお話。
認知症のお話と聞くと、悲しい物語のように感じるかもしれませんがコメディ要素もあり、明るく見ることができる作品でした。
特に認知症である父親は多くのことを忘れてしまうけれど、家族にとって大切な思い出はきちんと覚えているのです。
その様子がまるで1つひとつの思い出にさようならを告げているような印象を受けました。
家族も決して父親が認知症になったからとはいえ、暗くなったり落ち込んだりするのではなく、むしろ父親の様子を楽しく観察しているような柔らかい雰囲気。
そこにとてもほっこりする映画です。
父親と母親が長年連れ添っているのにもかかわらずとても仲が良く、二人の場面にも癒されました。
認知症の父親だけをピックアップするのではなく、その家族の長女(竹内裕子)や次女(蒼井優)も映画では取り上げられます。
夫婦間の悩み、子育ての悩み、自分の将来に対する悩みなど誰もが共感できる話題です。
この映画は家族、もしくは自分が認知症になってしまったら…と不安に思ったり怖いと感じたりしている人にこそ見てほしい作品。
本当に認知症になることは不幸なのか?と改めて考えさせられるでしょう。
長いお別れ 予告
長いお別れ 映画 口コミや評価
映画「長いお別れ」を見た人たちのTwitterでの口コミ評価を集めてみました。
長いお別れ。とっても良かった。やっぱり、映画はいいね…。 pic.twitter.com/DMgTUhUJuR
— やすひろ (@yasuoh_enegori) 2019年7月7日
「長いお別れ」
“帰る”ってワードが何とも奥深い。何処へ何の為でなく、皆が持っている人生の拠りどころは潜在の中に息ずき、回帰ともとれる様々な”帰る”にこの映画は語りかける。家を括りに家族の言い分がしっかり出ているからこそ困難な中でも微笑ましくいとおしい。ともあれ松原智恵子が可愛い。 pic.twitter.com/fIDdisip1X— man ますだ (@M6358738810) 2019年7月5日
お世話になっている知り合いの旦那さん・中野量太監督の『長いお別れ』をみてきた。
とても興味深い認知症のストーリー。
笑えて、泣けてめちゃくちゃ良い映画だった!! pic.twitter.com/Dfb0KnF6ns— ひでほま@ソーシャルコンパス (@hidehomare) 2019年7月6日
映画「長いお別れ」やっと観られた。
病気は違えど父と重なってしまい涙なしには観られなかった…
悲しいだけじゃなくクスッと思わず笑えるとこもあり、辛いのに笑ってしまうことってあるよなぁ…と色々自分の家族を思って愛おしさで胸がいっぱいになった。 pic.twitter.com/mfvBuL0oZK— momoko (@momozo0310) 2019年7月3日
「長いお別れ」中野量太監督
見てきました。もう感情が溢れ過ぎて、まだ身体を駆け巡っています。中野監督の撮る「家族」の映画は僕の人生の宝物です。人生を通して見続ける映画だと思いました。
未見の方、これからも方も是非ご覧になってください^_^#長いお別れ pic.twitter.com/IwYZZNjR5G— 古谷 佳也 (@yoshinari59) 2019年7月3日
長いお別れ クレジット(スタッフ・キャスト)
監督 | 中野量太 |
脚本 | 中野量太 大野敏哉 |
原作 | 中島京子『長いお別れ』 |
主題歌 | 優河「めぐる」 |
公開 | 2019年5月31日 |
上映時間 | 127分 |
登場人物 | 俳優名 |
東芙美 | 蒼井優 |
今村麻里 | 竹内結子 |
東曜子 | 松原智恵子 |
東昇平 | 山﨑努 |
今村新 | 北村有起哉 |
磐田道彦 | 中村倫也 |
今村崇 | 杉田雷麟 |