長いお別れ 感想

映画「長いお別れ」感想

『長いお別れ』は、蒼井優演じる女性の父親(演じるのは山崎努)が認知症になってからのお話。

 

認知症のお話と聞くと、悲しい物語のように感じるかもしれませんがコメディ要素もあり、明るく見ることができる作品でした。

 

特に認知症である父親は多くのことを忘れてしまうけれど、家族にとって大切な思い出はきちんと覚えているのです。

その様子がまるで1つひとつの思い出にさようならを告げているような印象を受けました。

 

家族も決して父親が認知症になったからとはいえ、暗くなったり落ち込んだりするのではなく、むしろ父親の様子を楽しく観察しているような柔らかい雰囲気。

 

そこにとてもほっこりする映画です。

父親と母親が長年連れ添っているのにもかかわらずとても仲が良く、二人の場面にも癒されました。

認知症の父親だけをピックアップするのではなく、その家族の長女(竹内裕子)や次女(蒼井優)も映画では取り上げられます。

 

夫婦間の悩み、子育ての悩み、自分の将来に対する悩みなど誰もが共感できる話題です。

この映画は家族、もしくは自分が認知症になってしまったら…と不安に思ったり怖いと感じたりしている人にこそ見てほしい作品。

 

本当に認知症になることは不幸なのか?と改めて考えさせられるでしょう。

 

長いお別れ 予告
長いお別れ 映画 口コミや評価

映画「長いお別れ」を見た人たちのTwitterでの口コミ評価を集めてみました。

長いお別れ クレジット(スタッフ・キャスト)
監督 中野量太
脚本 中野量太
大野敏哉
原作 中島京子『長いお別れ』
主題歌 優河「めぐる」
公開 2019年5月31日
上映時間 127分

登場人物 俳優名
東芙美 蒼井優
今村麻里 竹内結子
東曜子 松原智恵子
東昇平 山﨑努
今村新 北村有起哉
磐田道彦 中村倫也
今村崇 杉田雷麟