海獣の子供 感想(ネタバレなし)
ヒューマントラストシネマ渋谷で観てきました。
制作は「マインド・ゲーム」「鉄コン筋クリート」などのユニークな作品を手がけてきた「STUDIO4℃」。
そして劇伴を担当するのが久石譲、最後に主題歌は米津玄師と、錚々たる面子が参加していたので、エンタテイメントとしてだけではなく、言い過ぎかもしれませんが芸術作品を観るような心持ちで足を運びました。
映画は不器用な中学生の女の子「流花」が、ジュゴンに育てられた双子「海」と「空」に出会い、命の祭りなるものや海の神秘に触れ、一夏に様々な経験をすることで少しづつ成長してゆく。というシンプルなものですが、「海の不思議さ、恐ろしさ」「宇宙とは何か」「マクロとミクロの世界」など、たくさんの謎や溢れる世界観に終始圧倒されました。
冒頭から惜しみもなく映し出される迫力ある映像は私をスクリーンに釘付けにし、ずっとクライマックスが続いているような高揚感を味わえました。
逆に、ストーリーや登場人物に特別重きを置いたものではないと感じたので、そういうものを求めている方にはモヤモヤとした感情が残るのでは?とも感じました。
映像作品として楽しめた私も映画を見終わった後には少しなんとも言えない感情を抱きました。
海獣の子供 予告
映画「海獣の子供」評価 口コミ
映画「海獣の子供」を見た人たちの感想や評価、Twitterでの口コミです。
海獣の子供、監督がこの作品の内容について「答えが出ないことが答え、分からないことを分かるための映画」ということを言っていてあああ…無知の知、哲学の映画だったなあってまだ余韻に浸ってる pic.twitter.com/n3Q7CZcXdI
— おぢさん (@duuuungo69) 2019年7月1日
海獣の子供が最高すぎた…全人類見て…
#海獣の子供 pic.twitter.com/PRfX93nbgB— いちご飴 (@ichigoame1125) 2019年7月3日
そういえば「海獣の子供」には稲垣吾郎さんも声優として参加していたな。
凄い良い味出してた(エンドロール見てようやく気付いた)「凪待ち」香取慎吾さんと良い、SMAPの皆さんはまだまだゴリゴリの超強力コンテンツなんですね…
明日は一本満足バーでも食べようw
— DJ(株)ガンジー (@maekabu_gandhi) 2019年7月1日
「海獣の子供」
映画を観ながらゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を思い出していた。
空と海、静と動、男と女、生と死、相反する二つが円環して宇宙を織り成す。突き抜けるエモーション、爆発する命の息吹、日本アニメの底力を脳天に叩きつけられた…。 pic.twitter.com/nLnnDpQqoB— ino (@euonikustat) 2019年6月29日
映画「海獣の子供」クレジット(キャスト・スタッフ)
監督 | 渡辺歩 |
原作 | 五十嵐大介「海獣の子供」 |
製作 | 田中栄子 |
音楽 | 久石譲 |
主題歌 | 米津玄師「海の幽霊」 |
制作会社 | STUDIO 4℃ |
上映 | 2019年6月7日 |
上映時間 | 111分 |
登場人物 | 声優 |
安海琉花 | 芦田愛菜 |
海 | 石橋陽彩 |
空 | 浦上晟周 |
ジム・キューザック | 田中泯 |
アングラード | 森崎ウィン |
デデ | 富司純子 |
安海正明 | 稲垣吾郎 |
安海加奈子 | 蒼井優 |